ビジネスの視点:情報発信と動画の力
「これからは動画の時代」
「自分から情報発信を」
よく聞く言葉です。
ほとんど全ての人がスマホを持っていて、さまざまな情報を受け取れる時代です。
ビジネスをしている人は、当然、情報の発信側にならないといけないわけですが、具体的には何をすればいいのか、分からない人も多いと思います。
当然です。
これまでは「いい仕事をしていれば結果は付いてくる」という風潮の中で長年、仕事をしてきたわけですから。
情報発信が難しく思えるのは当然です。
考える事の次元が違うからです。
たとえて言うなら、
- 工場のラインの中に入って手際よく作業をこなす
- 工場のラインそのものを設計する
という仕事の違いです。
もちろん、どちらの担当者も必要ですが、それぞれの担当者の意識は大きく異なります。
工場の作業者は、「決められた手順を守り正確な仕事をこなすこと」が求められます。
一方で、「工場のラインそのものを設計する」というのは、全体の仕組みを俯瞰して見られる、視点の高さが必要になります。
作業工程をどの順番で並べるのか。
改善するには、どこの仕組みをどう変えればいいのか。
つまりは「作業の流れを分析して、手順そのものを決める」という、より次元の高い労働、上流工程の仕事なんです。当然、簡単ではありません。
ちなみに、仕事というのは下流工程に行くほど誰でも出来る内容に細分化されていくので、当然、得られる報酬が少なくなります。
頭を使わなくても手が慣れれば出来るようになる仕事というのは、安いんですね。
真っ先に機械化・自動化の対象にもなります。
自分の仕事を奪われないためには、楽なオペレーション作業に頼らず、常に頭を使って「仕組みを作る」という感覚が重要なんだと思います。
「動画を使って何を情報発信するか」というのも仕組みを考える一環の仕事です。
ご自分のビジネスの全体を俯瞰して、「自分のビジネスに人を呼び込むためには、この情報発信が有効ではないか」という仮説を立てて試していく必要があるんです。
それが分かっていないと、コンサルタントからの「まずは注意を引きましょう」というアドバイスを曲解して
- 近所においしい蕎麦屋があります
- かわいいペットを紹介します
というような、関係のない情報で注目を集めようとする失敗をしてしまいがちです。
もちろん、そんな情報発信をしてもあなたのビジネスには何のメリットもありません。
客観的に判断して顧客の役に立つ情報発信が必要なんです。
是非、頭を使って仕組みを作る感覚を習慣にしていってください。
是非、升田企画に雑談レベルでご相談ください。
無料相談の範囲でも、個別に「客観的な」アドバイスができると思います。
あなたのお話をお聞かせください。
升田企画・升田規裕